どーるぷりんせす



「まぁそんな焦んないで。結衣たちは結衣たちのペースでゆっくり進んでいけばいいんだよ。」


あたし達はあたし達のペースで‥。


「駿が言ってたよ?祐くんがこんなに女の子に夢中になるのは初めてだって。‥きっと祐くん、結衣のことすっごく大事にしてくれてるよ。こないだの事件で分かったでしょ?」


あたしが殴られていた時に、血相を変えて飛んできてくれた祐くん。


退学になるかもしれないのにあたしを守ってくれた。

祐くんからの愛は痛いくらいに伝わってくる。


「祐くんは待ってくれるよ。怖いならちゃんと怖いって言う!無理してやったら結衣自信が傷つくんだよ?」

確かに。
舞の言う通りだな。


舞の言うことにはいつも助けられる。


あたしがみんなよりオトナになるのが遅くて焦っていたことも、舞はちゃんと悟ってくれていた。


何も言わなくても分かり合える存在。


舞大好き!


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