どーるぷりんせす
散らばったあたしの下着たちがさっきの行為をまた思い出させる。
「‥着替えなきゃ」
小さく呟いて、服を着る。
「祐くん、着替えたよ」
ドアを開けると、祐くんがドアの前で座っていた。
「ん」
いつのまにか祐くんは着替えていて、私服の祐くんにキュンとした。
「体大丈夫?」
「うん‥」
恥ずかしくて祐くんの顔を見れない。
見たら本当に顔から火が出ちゃう。
「結衣、めっちゃ可愛かった」
「なっ‥!!」
思わず顔を上げると、ニヤッとした祐くんがいた。
「祐くんのドS〜っ!」
真っ赤な顔で祐くんの胸を叩く。
「痛い痛い」と言っている割には笑っている祐くん。
「でもまじで可愛かった。もっと好きになったんだけどどうすんの?」
いや、どうすんの?って言われても困りますよ‥。
でも‥
「あたしも‥あたしももっと好きになった‥よ?」