どーるぷりんせす


──────────‥



「いいなぁ!舞なんて仕事で会えなかったんだよー?」


翌日、さっそく学校で舞に報告。


舞の事務所は「学業優先」という方針があって、仕事は大体学校が終わってからが多いらしい。


だから学校でしか駿くんとの時間がないと、前に舞が嘆いてたっけ。


「どうだった?祐くん、優しかった?」


「‥‥うん。」


祐くんはまるでガラスを扱うようにあたしを扱ってくれた。

その優しさが嬉しくて嬉しくて‥。


「よかったじゃん!やっぱり愛されてるねぇ」


「えへへっ」


"愛されてる"


言葉にされるとやっぱり嬉しい。


好きな人に愛されるのは嬉しいことだよね!

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