どーるぷりんせす
「もちろん祐たんも貰ったよな?愛しの結衣ちんから。」
「当たり前じゃん」
体も貰ったよとか言いたいけどやめておこう。
きっと1時間後には学校中のみんなが知ることになるからな。
「それよりさ、もうすぐ3年になるな!」
いかにも"待ちきれない"といった表情で駿がいった。
「舞と同じクラスになりてー!」
「は?お前バカ?結衣たちは芸能クラス。おれらは一般。同じクラスになることはな──────」
「甘いな、祐たん」
「フッ」と最高に気色悪い顔(本人曰くキメ顔)で顎に手を添えた駿。
「なぁぁぁんと!三年生は自分で申請したら芸能クラスの人も一般クラスに来れるようになるのだぁ!」
「‥まじで?」
嘘だろ?
いや、でも駿はアホだから嘘はつけない。
‥ってことはマジ?!