どーるぷりんせす



むすっと膨れていると鈴木さんが笑った。


「悪かった悪かった!いいから早くスケジュールうつさないともうすぐ家だぞ?」

「あ、やばいっ!」


自分のキティちゃんの手帳を取り出してスケジュールをうつす。


結構ハードスケジュールだな。

この日なんて朝5時から夜11時までかかっちゃうし。


「大変だったら雑誌の撮影抜かしてもいいんだぞ?」

「いや、それは嫌です!」


雑誌の撮影抜くなんてあり得ない!


今の雑誌があるからこんなに仕事が増えたんだもん。


まさにあたしの原点とも言えるその雑誌を1ヶ月も休むなんていやだ!


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