どーるぷりんせす



「いいもん、祐くんなんか。」

もう知らない。

今回は本気で怒ってるんだよ、あたし。


「もう知らないーっ!」


道のど真ん中で叫ぶと、すれ違う人達に冷ややかな目線を向けられた。


「あ‥すみませーん」


恥ずかしくなって足早に駅へと急ぐ。

こんな恥ずかしい思いをしたのも祐くんのせいだ。

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