どーるぷりんせす
「ゆ‥‥い‥‥?」
しばらくその体制で居ると、後ろからよく聞きなれた声がした。
ビックリして吉田くんから離れる。
「祐‥くん‥‥」
コンビニの袋を持った祐くんが立ち尽くしていた。
「祐くん、違うのっ!」
慌てて祐くんに駆け寄る。
「来んな!」
「え‥」
側に寄ろうとしたあたしに怒鳴る祐くん。
「そういうことかよ。‥信じらんねー。」
コンビニの袋をその場に放り投げると、祐くんは来た道を引き返した。
うそ。
大変なことしちゃった。
「祐くんっ」
追いかけたいのに足がすくんで動かない。