どーるぷりんせす


それは結衣からのものだった。


「‥っ」


一瞬メールを見ようか躊躇った。

もしかしたらこのメールを見ることによって、俺らの関係が終わるかもしれない。

もう結衣の隣で笑っていられなくなるかもしれない。

そんな不安を押し込め、メールを開く。



「あ‥」


今日の‥夜‥‥。


今日の夜に俺たちが出会った場所に‥。


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