どーるぷりんせす
「‥ごめんな?」
ポンッと眉を下げて言う祐くんに、もうなにも言えなくなってしまった。
‥やだ。
あたしも行きたい。
でもいけない。
「いやだーっ!!!」
祐くんと離れるのなんて絶対無理。
無理無理無理無理!
「ワガママ言うなよ。俺だって淋しいんだからな?」
むー。
ぷぅと頬を膨らませるとそれを祐くんが潰す。
「フグ子」
「フグ子じゃないもん」
「ほら、フグ子じゃん。」
「ちーがーうーっ!」
あたしたちが一緒に居れるのはあと3日。
この3日をどうすごそうか‥‥‥‥。