どーるぷりんせす




───────────‥


「おはよっ!ごはんできたよ!」

「ん‥」


きゃーっ。
寝起きの祐くんかわいい〜!

ほっぺをムニムニしてると嫌そうに顔をしかめる祐くん。

そんな姿も可愛くてベッドに潜り込む。


「祐くん、ごはんだよー」

「あともうちょっと‥」

そう言ってあたしを抱き締める祐くん。

へへへっ。
寝起きの祐くんは本当に神!

こんなに可愛い祐くん、普段は見れないからね。


「じゃああたし先に食べてるね。冷めたのは嫌だから。」


ベッドから出ようとすると、祐くんの手がそれを阻止する。

「ちょ、苦しいよ」


ぎゅうーっと腕に力を込める祐くん。


‥これ絶対起きてるでしょ。


「起きたらちゅーしてあげるから!」


その一言で一気に緩む腕。
がばっと起き上がる祐くん。


‥そんなにキスしたかったの?

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