どーるぷりんせす



「朝から元気ねぇ」

「‥うっ」


リビングに行くと祐くんのお母さんに笑顔で言われてしまった、

やっぱり聞かれてたか‥。


祐くんの家族とは仲良くしてもらってる。

もう家族同然みたいな感じで接してくれるからありがたい。


「はい、これ朝ごはん。食べたら食洗機の中に入れておいてね。じゃあお母さん仕事に行ってくるよ」


「行ってらっしゃい!」


冷めた卵焼きを食べる。

‥うん、冷めてもおいしい!

「なぁ結衣。今日はどこ行く?」

「んー‥、最後の日くらい家でゆっくりしたい。」


そうなんです。

今日は祐くんと過ごせる最後の日なんです!


3日なんてあっという間に過ぎてしまって、もう後1日しか無くなってしまった。


あと24時間後には祐くんが日本を発つ。

ギリギリそれまで一緒に居たい。

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