どーるぷりんせす
そう自分に言い聞かせて、スタッフさんを見つめた。
「じゃ、じゃあ‥好きなタイプは?」
「背が高くて、男の子らしい人です!ちょっとツンデレだったりしたら更にいいかもなっ」
さっきとは変わってスラスラ答えるあたしにスタッフさんは空いた口が塞がらない状態。
そんなスタッフさんを見て、少し誇らしい気持ちになった。
「じゃあ男の子にキュンとする瞬間ってどんな時?」
「ギャップを見た時ですかね。いつもはぶっきらぼうなんだけど、たまに見せる優しさとかにキュンってします。」
そう答えた後に、祐くんの顔が浮かんできた。
‥ってダメダメ!
今はお仕事に集中しなきゃ!
「じゃあ初デートで行きたい所は?」
「はい、それは───────」