どーるぷりんせす



「だってコイツが‥コイツが‥っ!うわぁぁぁぁぁぁ!」


狂ったように泣き叫ぶ麗華。


騒ぎを聞き付けた先生が近づいてきた。


「おまえら何をしてる!」


麗華を先生に任せて結衣に駆け寄る。


「大丈夫かっ?!」


「祐‥くんっ」


傷だらけの顔。
そんな結衣を見て俺の中の何かが切れた。


「てめぇよくも‥」


まだ暴れている麗華に近づく。


「ねぇ祐っ嘘だよね?!ほんとは脅されて付き合ってるんだよね?!だって祐は麗華のことが好きなんだもんね?!」


「‥ふざけたこと言ってんじゃねぇよ!」


バキッと麗華を殴る。


「祐くんやめてっ!」


結衣が慌てて俺を押さえつける。


「結衣に何してるんだよ!お前結衣が仕事できなくなったら責任取れんのかよ!」


涙でぐちゃぐちゃの顔の麗華の胸ぐらを掴む。


「ごめ、ごめんなさっごめんなさいぃぃっ!」


「謝ったっておせーんだよ!」


先生も俺を押さえつけるけど、俺の怒りは収まらない。

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