くもりのちはれ
「っっ!!!」
驚きを隠せなかった。
何でいるの...
今、授業中だよね??
「っあ、ごめん。
盗み聞きするつもりはなかったんだ。」
っへ...???
「もしかして泣いてる??」
っなに??何なのこの人???
「っあ、いやその...
教室にいなかったから、心配で。」
彼はそう言って私のほうへ歩み寄ってくる。
こないで...
こないで。
こっちにこないでっっ!!!!
「こないでっっ!!!!!!!!」
気づいた時にはそう叫んでいた。