くもりのちはれ


晴登はと思い教室を見回すと、
席に座ってクラスの男子と話していた。



「っあ!!」



晴登と目が合い、
思わず声が出てしまう。



「なになにぃ~。」

と美沙希。


「っあ、庄司こっち見てるね(笑)」

と愛華。



「「ラブラブ」」
二人は同時にそう言ってきた。




「っちょ!!大きな声で言わないでよ。
 他の人にばれちゃうって!!!!!!!!」



私はもう必死。






始業式からこんな風に
はしゃいでるなんて、まるで小学生...






恥ずかしくて晴登と目を合わせられない。
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