くもりのちはれ
今日も行く気はなかった。
っていか、行きたくなかった。
私はパジャマのまま寝ていた。
ピンポーン♪
とインターホンが鳴り響く。
親は仕事。
私が出るしかない。
玄関まで行って小窓を覗く。
そこには....晴登がいた。
晴登だと分かり、
すぐドアを開けようとした。
けどその手を頭が待ったさせる。
脳裏にちらつく安達君の顔。
気まずい。
開けるか迷ったけど、私はドアを開けた。
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