くもりのちはれ
孤独の空
1人の不安
あれから三週間がたって、10月。
すっかり涼しくなってきたな。
今日なんか一人じゃ肌寒いくらい。
あの日から晴登は学校に来なくなった。
愛華が街で見かけたらしいく、
黒かった髪は茶色になってたらしい。
心配だけど.....
私にわどうすることもできない。
だって私はもう、
彼のただのクラスメイトだから。
いや、もうそれ以下かも知れない.....
晴登のいない学校は、
すごくつまらないものだった。
でもそんなとき、
私を笑わせてくれるのはいつも安達君。
そしてまた、今日も。
「早乙女♪今日は元気ないなぁ。
さみしいなら俺の胸に飛び込んでこい!!!」
「調子に乗るな(笑)」と美沙希。
こんな風にみんなが
いてくれるからやっては行けるものの。
やっぱり、心配。
メールぐらいならしてもいいよね??
クラスメイトだもんね??
そう思い携帯を開く。