くもりのちはれ
翌朝。
私はいつもより早めに家を出る。
安達君と会うために。
___そして、晴登と会うために。
学校につき足早に教室に向かう。
そしてドアを開けた。
ガラガラガラ
「うぃっす☆」
そう言って、
安達君が窓側に笑顔で立っている。
「ごめん、待った??」
私がそう尋ねると、
「今来たばっか。」
と彼がほほ笑みながら答える。
「話って何??」
私が尋ねると、
「その事なんだけど。」
彼の表情が真剣な表情に変わった。