LOLITA GO!GO!
「もう大丈夫だよ。怪我はない?」


優しく頭を撫でてくれる手が温かくて、ニワトリがすぐ足元にいるというのに、怖くはないのです。


涙も自然に止まりましたわ。


トクンットクンッとコタ様の、心臓の脈打つ音が伝わってきます。


このまま時が止まってしまえば良いのに。


そうしたら、どんなに幸せな事でしょう!


「もう一度片付けなきゃ、ね」


「……はい」


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