あたしの前だけ俺様王子☆








しかもなんで夜なの?
…寒いのに。



「いいから、絶対開けとけよ。
悪いようにはしねーからさ」

「え、なにかあるの?」

「それは秘密」


なんだか楽しそうに笑う。
でも、あれ絶対何か企んでそうな笑みだ。

っていうか、なんでなんにもわかんないのにアイツと約束なんてしなきゃなのよ…

秘密ってなんなんだろう。
…気になってしょうがない。



「ねぇ、」

教えてよ。って言おうとしたとき。
担当の先生が遅れて入ってきたから、それ以上聞くことができなかった。







< 108 / 135 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop