あたしの前だけ俺様王子☆
放課後。
不運なことに今日は日直。
あたしは誰もいない教室に一人座って日誌を書いていた。
あぁ、めんどくさい。
ちゃんと休み時間に書いとくんだったな…
後悔しながらも、だんだん適当になってくる字でひたすら日誌を書き続ける。
「よし、完璧!」
書き終わった瞬間、あたしは立ち上がって大声で叫んでしまった。
誰もいないから、恥ずかしさなんか全くない。
ふと時計を見ると、もうすでに6時を過ぎていた。
「うわ、ヤバっ!」
あたしはそのままの勢いで急いで職員室に向かった。