あたしの前だけ俺様王子☆
俺・・・・・・立川蓮の親は、
この学校の理事長。
そのためか、三年生が進学準備で忙しくなると同時に、生徒会の一員に放り込まれた。
俺は一年生のころから
成績優秀、運動神経抜群、ルックス完璧、。
人前では、優しい優等生を演じていたし。
すべてのことをずっと完璧にこなしていた。
学校の中で、俺を知らないやつなんていないってくらい有名だと思う。
もちろん、先生からも生徒たちからも注目の的なわけで。
そのせいで今はめんどくさいこと、やらされてんだけ。
もう一つあくびをしながら、その先の角を曲がる。
そして前を見た瞬間、俺はつい立ち止まってしまった。
誰も来ないはずの廊下に、キョロキョロしてる女がいた。
なんでここに人がいんだよ。
しかも女…
まさか、俺以外にも絶好のサボり場を知ってるやつがいるなんて。