クール彼女



「だから…岡田ァ」


ゆっくりと俺を見る
舐め回すように



「いいよな?」


じわっと背中に汗をかく


「いいよな、」


なんにも言えない
俺は……



「……あぁ…」



何て言葉を口にした…?



「……おか…だ…」


美紀は大きな瞳で俺を見たが、直ぐに目をそらし下を向いた。


「行くぞ、小林」






< 14 / 226 >

この作品をシェア

pagetop