クール彼女





「保健の先生いますか?」


しーんと静まり返る室内
誰の姿も気配も…。

とりあえずゆっくりと空いたベットに降ろす

起きないように慎重にっ…


グイッ──




「っ…!?」


離れようとしたその瞬間に掴まれたTシャツ
起きてる…?



いや、寝てる。
覗き混んだが吐息をたてている。






「……え?」



なんで…なんでだよ、




何で、泣いてるんだよ。






「おいっ…、」


応答はなかった。





< 219 / 226 >

この作品をシェア

pagetop