幼なじみの四角形*
あたしと優斗はブランコに座った。



この時間が終わってほしくない。



もっと優斗とふたりでいたい…



もっともっと。



「つーかなんで泣いてんの??」



あたしは事情を説明した。



ちょっと期待してたんだよね。



期待。



そう期待してた。



「なんだよ。大丈夫だって!あのさ。泣いた後に悪いんだけど…」
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