幼なじみの四角形*
あぁ。
どうして俺は杏を好きにならなかったんだろう。


そしたらどれだけ幸せだったろう。



「っ。またかよ。」



さくらと優斗が並んで歩いてた。
さっき言ったばっかだぞ??



「なんだー。ふたり別行動??和真どうする?」


「俺らも行くぞ!!」



「えっ!?ちょっと!」


俺は杏の手を掴んで歩き出した。



毎年夏祭りは楽しかったのによ。



アイツのせいでぶち壊しだ。
< 29 / 122 >

この作品をシェア

pagetop