幼なじみの四角形*
「やっぱしさ。」
ふたりの話し声が聞こえた。
聞いちゃいけない…
分かってても。
足は止まってしまった。
「彼氏ができても考えちゃうもんだね。」
「杏が言ったんだろ?終わりにしようって−」
「優斗は、あたしを…忘れられた?」
「少し片隅にはあったけどね?」
俺だって…
さくらのこと忘れられねぇよ。
メールだって…
電話だって…
最後のボタンが押せねぇ。
「そういえばさっ!さくらからメールきた!?」
「きたよ!あの彼氏ができたってやつだろ?」
「そうそう♪みんなカレカノできるとかすごっ」
彼氏…
彼氏か…
ふたりの話し声が聞こえた。
聞いちゃいけない…
分かってても。
足は止まってしまった。
「彼氏ができても考えちゃうもんだね。」
「杏が言ったんだろ?終わりにしようって−」
「優斗は、あたしを…忘れられた?」
「少し片隅にはあったけどね?」
俺だって…
さくらのこと忘れられねぇよ。
メールだって…
電話だって…
最後のボタンが押せねぇ。
「そういえばさっ!さくらからメールきた!?」
「きたよ!あの彼氏ができたってやつだろ?」
「そうそう♪みんなカレカノできるとかすごっ」
彼氏…
彼氏か…