幼なじみの四角形*
優斗…好きなの
まだ諦められないの。



「好きなのに。」



この思いは一生届かない。
抑えきれなかった…
抑えきれなかったんだ。


あたしだけ離れてて…
不安で不安で…



気がついたら



「もしもしさくら?」



「優斗…」



電話してた。



「どうした?」



「好きなの−」



「は?」



「好きなの!」



プープープー



「相原?」



「湯沢…くん…?」



時はまるで止まったように。
あたしを狂わせた…
< 78 / 122 >

この作品をシェア

pagetop