７年間の片想い

２０００年２月１４日

前日に電話をして明日ちょっとでいいから部屋に行く。

とだけ伝えました。誕生日以来３週間振りに電話をしたので彼は驚いていました。

彼の部屋に行くと


いつも通り、男友達が学校帰りに３人遊びに来ていました。

私はこの状況では、もう一回告白するなんて無理だ

と思い

手作りのチョコレートケーキだけ渡して帰ろうとしました。

チョコレートケーキを渡すと、

彼は喜んで、その場で開けて


男４人でパクパクと全部食べてしまいました。


私はショックで、やっぱり私って友達なんだ。

特別な存在じゃないんだ


と思い、泣きそうになりました。

その場にいられなくなってきた私は、笑顔で

「じゃあ、帰るね！」


っと、ここでいつもとは違う展開が・・彼が、友達を部屋に残したまま


「送るよ。」


と言ってくれたのです。

彼が送ってくれるなんて初めてです。駅までたった５分でしたが２人っきりになり、


　
　今日はせっかく来てくれたのにごめんな。明々後日の１７日空いてる？梅田に買い物に行こうと思うんやけど、一緒にどう？

　うん

　じゃあ、また電話する。


今までとはまるで別人のように積極的な彼。

この３週間のモヤモヤが一気に晴れました。

今までは
電話するのも私から
誘うのも私から

そんな状況が初めて変わった瞬間でした。

気付いたら
駅から走って帰る彼の後姿をずっと目で追っていました。