7年間の片想い

ご飯が食べられない

彼と繋がっていたい

という思いから、いつも私から電話をして

8月、9月と、2回ほどグループで遊びに行きました。

私は常にドキドキで、緊張し
彼の顔色をうかがい
彼の女性のタイプを探り
彼の趣味を探り

必死でした。

人生で初めてスカートを買ったのもこの時期です。

「どんな系の女の子が好き?」

と聞くと、

「cancanに出てくるような女の子かなあ?」

と言われ、翌日にはcancanを買いに行き、研究し

赤の膝丈ピチピチスカート
モヘアのピンクの半そでセーター

を「これだ!!」と思い買って、会う時に着て行きましたが

特に反応なし

それでも、自分の中で、どんどん好きという気持ちが倍増していき

彼の前ではご飯が全く食べられませんでした。

一度、あまりにお腹が空いてしまい
食べようとしたら

彼とちょうど目が合い氷ついてしまいました。

なので、一緒に遊びに行って家に帰って来るとペコペコで
暴飲暴食でした。

一緒に遊んだ友達に

「彼の事どう思う?」

と聞くと、みんな

「いい人そう!いいと思うよ!」

と応援してくれました。
そのおかげもあって私の中では

彼がまるで神様でもあるかのような

万能に見え、好きという気持ちは勝手に加速していきました。

この頃の私は

相手が自分をどう思ってるかよりも

自分が相手の事を好きだと言う気持ちをどうしたらいいんだろう

と自分の事ばかりに必死でした
< 6 / 49 >

この作品をシェア

pagetop