猫相談室
「そう・・・そうよね。私ったら何をなやんでいたのかしら!恋はいつだって攻撃あるのみ!彼が足腰立てなくなるまで打撃とキッスを叩き込んでやるわ!」
少女は走って神社を飛び出していった。
(あーあ。告白した男の子、怪我しなければいいけどな)
(なに、恋に多少の怪我はつきものなのです)
猫は目を細めて空を見上げた。
(さて!おなかいっぱいになったので寝ますか)
(・・・メイちゃん、うまくいくといいね)
神社の片隅、少女からもらったクッションに丸くなり猫は眠った。
キツネは屋根の上で青い空と澄んだ空気を楽しみながら
(うまくいくといいね)
と、もう一度つぶやいたのだった。
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