俺様王子と年上の姫


「てか、言えよ」


「えっ…」


息づかいが荒いあたしに言う


「俺がほしいって」


耳元でいうから


力が抜けちゃう


「ほしい…」


「なにが?」


「ゆ…とほしい」


「もう一回」


「柚斗…が…ほし…いです…」


そう言って柚斗が


あたしの中に入ってくる


「ゆ…と」


「なん…だ…よ…」


「愛してる。」


「あぁ…おれ…も」


柚斗はその夜


あたしを


ぎゅって抱きしめてくれた
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