俺様王子と年上の姫
「はぁー…」
ため息をつきながら
あたしは仕事へ向かう
柚斗昨日おかしかった
なんかあったのかな?
まさか秋山さんに
送ってもらったこと
怒ってる?
「神崎」
「うわぁ!」
変な声出しちゃった
「大丈夫か?」
秋山さんだ
「秋山さん、昨日はありがとうございました」
「いいんだよ、元気ないね?」
秋山さんは勘が鋭い
「彼氏とケンカしちゃって…」
「原因はなに?」
秋山さんなんて
言えないしなー…
「対したことじゃないんで大丈夫です!」
あたしは無理やり
笑顔を作って
秋山さんから離れた