俺様王子と年上の姫

「なに謝ってんだよ」

「あたし、柚斗の気持ち考えてなかったからさ」

「…謝んのは俺だし」

えっ?

柚斗の手に引っ張られて
あたしは立ち上がった

「ガキでごめん、あんなことでヤキモチやいて里奈に怖い思いさせちゃったからさ」

「連絡くれないから、心配したよ」

「頭冷やしてたんだよ」

「でもなんであたしがあそこにいるって分かったの?」

「明美さんが教えてくれた」

柚斗はあたしを抱き寄せた


「あー里奈の匂いする」

恥ずかしいよぉ…ー

「里奈の匂いが一番好き」

「あたしは柚斗の匂いが好き一番すき」

仲直りできてよかった


.
< 44 / 62 >

この作品をシェア

pagetop