俺様王子と年上の姫
「里奈はしゃぎすぎ」
柚斗はあたしに
呆れ顔をする…。
「いいじゃん、べつに」
あたしはそう言って
拗ねた
「拗ねることないじゃん、里奈どこ行きたい?」
「えっ!?どこでもいいの?」
「うん、どこでも」
「海行きたい!!」
あ、拗ねてたのにあたし
「分かった、じゃあ行くか」
柚斗は手を出す
「えっ!?」
「知り合いいねーし、お前が迷子になるとめんどくせえからさ」
「…うん」
あたしは柚斗の
手を握った
やばい…。
あたし幸せだ