チョコレート。〜君想うキモチ〜



逃げていると、ついには学校に到着してしまった。



あぁ…朝からこんなんで体力使いたくねぇよ。



俺が立ち止まった瞬間に女たちが一斉にチョコを差し出した。



「和樹君!!これ食べてください!!」



ふざけんじゃねぇよ…



「悪いけど、俺は未紅からもらうから」



女たちを片っ端から断るとちょうど未紅がこっちに向かってきた。



「おぉ未紅。おはッ…」



俺を無視して走っていく未紅…。



なんで無視されんだ?



…和樹side END…
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