チョコレート。〜君想うキモチ〜


〜和樹side〜



未紅を追って教室に入るとみんながざわめき出す。



「未紅、おはよ」



「…。」



無視され、背中を向けられる。



「なぁ、俺なんかした?」



「別に…」



絶対になんかあったよな?



普段は絶対未紅には怒らないが、なにも言ってくれない未紅に思わず腹が立ってしまった。



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