俺とお前。
「違うわよ!」

美鈴が大声で怒鳴った。
クラスの皆も、こっちを見る。

「「彼女いませ~ん」とか
彼女募集中アピールじゃん!」

確かに言ったな。
でも別にウケを狙っただけ。

「言ったけど?」

俺も少しイライラしてきた。

「普通言う?皆が孝太の事
 狙ってるの知ってて言う?」

「そうなの~?知らなかった~」

ちょっと可愛く言ってみた。

「お前(笑)可愛くねぇし(笑)」

健は爆笑している。

「ふざけないでよ!」

美鈴が机の上をを叩いた。

その瞬間、俺の何がかキレた。

< 16 / 22 >

この作品をシェア

pagetop