俺とお前。
「ってかお前何様?
俺の何なの?誰?
彼女居る居ないとか
お前に関係なくね?
彼女面とか迷惑やけど?」

健は止めるどころか
ずっと爆笑している。

「ちょっと何~?」

明日香が止めに入る。

「メールもしつけ~し
1、2回会っただけで
馴れ馴れしいし‥ウザイ(笑)」


「孝太!落ち着けって!な?」

明日香は必死だ。
美鈴は涙をこらえている。

「泣くんか?泣けよ」

俺は止められなかった。

睡眠を邪魔するメール。
しつこいメール。
彼女面する美鈴が
イライラしてムカついた。


気づけば他のクラスの
野次馬達が廊下にいた。

「見てんじゃね~よ」

爆笑していた健が我に戻り
野次馬達に言った。


「孝太~!帰るぞ~」

俺は美鈴の顔を見ずに
教室を出る健の後を追った。
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