◆ツンデレ彼氏?!◇
「じゃあそろそろ帰るか!」
「そうだね」
時計をみると短い針は6を差していた。
10月に入ってから日が暮れるのも早くなってきた今は、
6時というともう薄暗い。
「送ってくよ!」
勇気を出して言ったこの言葉。
「大丈夫。あたしちょっと買って行きたいものあるから!」
あっさりと断られてしまった。
…この時、無理にでも送っていけば良かった。
「そっか...じゃあ気を付けろよ!」
「うん、また明日っ!」
「また明日ー」
そう言って別れた。
"また明日"って。
なのに。
胡桃に"明日"は来なかった。