オフィスの甘い罠
「えっ………」
ちょっと待ってよ。
さっきの流れは一切説明なし!?
文句を言おうかと思った
けど、専務達もいることを
思い出して渋々思いとどまる。
仕方なく、すでに歩き
出してる柊弥の後を
小走りで追った。
その後、完成したばかりの
店舗を歩き回って、柊弥は
気になるところをあたしに
メモをとらせたりして。
1時間ほど滞在して、
あたし達もやっと
恵比寿店を出る。
会社に戻るタクシーの
中で、ようやくあたしは
柊弥に尋ねてみた。
「ねぇ。
今日の、どうしてアンタが
出向いたの?」
すると黙って窓の外を
見てた柊弥はこっちを
振り返って、
「ん?
あぁ……今日はオフクロが
私用ですぐに駆けつけられ
なかったから。
弟の中学受験の、親子面接
だったんだ」
ちょっと待ってよ。
さっきの流れは一切説明なし!?
文句を言おうかと思った
けど、専務達もいることを
思い出して渋々思いとどまる。
仕方なく、すでに歩き
出してる柊弥の後を
小走りで追った。
その後、完成したばかりの
店舗を歩き回って、柊弥は
気になるところをあたしに
メモをとらせたりして。
1時間ほど滞在して、
あたし達もやっと
恵比寿店を出る。
会社に戻るタクシーの
中で、ようやくあたしは
柊弥に尋ねてみた。
「ねぇ。
今日の、どうしてアンタが
出向いたの?」
すると黙って窓の外を
見てた柊弥はこっちを
振り返って、
「ん?
あぁ……今日はオフクロが
私用ですぐに駆けつけられ
なかったから。
弟の中学受験の、親子面接
だったんだ」