オフィスの甘い罠
7―消せない境界線
☆☆☆☆☆
柊弥があたしを連れて
行ったのは、どこに
あるのかもわからない……
だけどもすごく神秘的で
キレイな、教会だった。
あたりは背の高い木立が
茂ってて、その中に
ひっそりと建つ白い外壁の
建物は、パッと見はただの
洋館に見える。
だけど大きな木の扉を
開けると、そこは小さな
礼拝堂で……それで初めて
教会だって気づいたんだけど。
(どこだろ、ここ。
けっこう長い時間走ってた
から、都内だとしても相当
郊外なんじゃ……)
そして時間は真夜中。
こんな時間に迷わず連れて
くるからには、柊弥が
元から知ってる場所だって
いうのは明らか。
鍵が開いてるのも、
ちゃんと知ってたし。
「ねぇ。なんなの、ここ?」
柊弥があたしを連れて
行ったのは、どこに
あるのかもわからない……
だけどもすごく神秘的で
キレイな、教会だった。
あたりは背の高い木立が
茂ってて、その中に
ひっそりと建つ白い外壁の
建物は、パッと見はただの
洋館に見える。
だけど大きな木の扉を
開けると、そこは小さな
礼拝堂で……それで初めて
教会だって気づいたんだけど。
(どこだろ、ここ。
けっこう長い時間走ってた
から、都内だとしても相当
郊外なんじゃ……)
そして時間は真夜中。
こんな時間に迷わず連れて
くるからには、柊弥が
元から知ってる場所だって
いうのは明らか。
鍵が開いてるのも、
ちゃんと知ってたし。
「ねぇ。なんなの、ここ?」