オフィスの甘い罠
(え……………!?)
全く意味がわからなくて
あたしは固まる。
(なんで……伝わってんの!?
てゆーか『話進めてる』って??)
「や……辞めて、いいん
ですか……!?」
かすれる声で尋ねた
あたしに返ってきたのは、
コロコロ笑う担当の声――…。
『え? そりゃぁ今の
契約は辞めないと、直雇用
には切り替えられないからね。
大丈夫だよ。
こっちの書類はうまく調整
して、有給もムダになら
ないようにしてあげるから』
「は――――!!?」
何を言ってるのか、全く
話が見えない。
だけどかろうじて大事な
ワードだけは頭に残った。
(『直雇用に切り替える』
――今、そう言ったよね!?)
同時に脳裏によみがえる声。
昼間の、柊弥の声だ。
全く意味がわからなくて
あたしは固まる。
(なんで……伝わってんの!?
てゆーか『話進めてる』って??)
「や……辞めて、いいん
ですか……!?」
かすれる声で尋ねた
あたしに返ってきたのは、
コロコロ笑う担当の声――…。
『え? そりゃぁ今の
契約は辞めないと、直雇用
には切り替えられないからね。
大丈夫だよ。
こっちの書類はうまく調整
して、有給もムダになら
ないようにしてあげるから』
「は――――!!?」
何を言ってるのか、全く
話が見えない。
だけどかろうじて大事な
ワードだけは頭に残った。
(『直雇用に切り替える』
――今、そう言ったよね!?)
同時に脳裏によみがえる声。
昼間の、柊弥の声だ。