史上最強の覆面戦闘員
『なるほど、つまりお面ライダーは戦いに使うチョコを提出できるということだな』


「………………」


『しかし、私は道具がなく、そもそも市販のチョコすら持っていないので、作ることが出来ない』


「………………」


『この勝負、お面ライダーの勝利だ』


「ふざけんなぁぁぁ!!」


『ゲヴォア★ピェー』


「最初から勝負決まってたんじゃねえか!! ふざけんな、巨乳がかかってるんだぞ!!」


『お、落ち着け、新たな同士よ。まだ第2戦と第3戦がある』


「ふざけんなぁぁぁ!!」


『ゲヴォア★ピェー』


「最初から勝負を捨てるんじゃねえ!! 次のも向こうに有利な勝負だったら、貴様もミンチにしてやるからな!!」


『安心しろ、新たな同士よ。第2戦はこちらが有利なように設定してある』


「じゃあ最初から第3戦だけやればいいじゃねえか!!」


『第2戦は寒さに耐えまSHOW!』


「人の話聞けよ!!」


 ゾックは厳しいツッコミにも負けることなく、正面を指差した。『新たな同士よ、我々とお面ライダーたちの間に、氷水が入った透明なバスタブが見えるな?』


「ああ、いつつっこもうか迷ってた」


『第2戦は、この2月の寒空の中、あの氷風呂にどちらが長く入れるかを競ってもらう』
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