史上最強の覆面戦闘員

「めちゃくちゃ寒さに弱いじゃねえか！！　なにがアイスジャベリンだ！！」


《ハッハッハッハ、３時前のハゲにナニを言われても、全然悔しくないのでアール》


「なんだその負け惜しみ！！」


《おい、ゾック、さっさと最後の対決を始めるでアールよ》


「なんで逆ギレしてんだ！！」


『わかった。では最後の対決を始めよう』ゾックが腕を組んで、うんうんと頷く。『これまでのチョコレート対決と氷風呂対決、どちらも良い勝負だった』


「両方不戦勝じゃねえか！！」


『一戦目はお面ライダー有利、二戦目はこちらが有利だったが、最後はイーブンの条件で戦ってもらう。どちらの有利でもない、究極の対決。それは……』


　ゾックが突然、ファイティングポーズをとった。『殴り合いだ』


「急に雰囲気変わったな！！」