~コイノオト~
鋭い目で私を睨む、いかにも不良って感じの男子。
「でもここ私の部屋だよ!?」
「はぁふざけんなよ、俺の部屋だから」
「おーい山内」
部屋の外から先生が私を呼ぶ。
「はぁーい」
「悪い山内。ちょっと手違いがあって相部屋の相手が男子になってしまった。すまんが部屋の空きがでるまで我慢してくれ。」
「・・・はい」
はぁー。そういう事か。
「あの…さ、私達相部屋だって先生の手違いが原因らしいんだけど…」
「ふーん」
素っ気ない返事。
「私じゃまカナ?いや邪魔だよね。他の部屋の人に泊めてくれるか頼んでみるから」
「お前何いってんの?馬鹿ぢゃね!?」
「えっ…」
「だから一緒に生活すればいいんだろ。」
「いいの!?」
「あぁ。面倒くせー奴」
「あ…ありがと。私、山内優衣」
「竹内 綾人」
「竹内くんね。」
「おぅ」
それから竹内くんとの生活が始まった