―愛しのあの娘は―[短編]





数日後。

同じクラスの進藤君に放課後待ってて、と言われた。

顔を茹でダコみたいに真っ赤にしてたから、何をするのかすぐに分かった。



「う、うう上原さん!すっす好きですっ!!」


進藤くんは背も高いし、顔もカッコイイのに、こういうところが可愛いなと思ってしまう。


純情っていうか、ね。



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