―愛しのあの娘は―[短編]


進藤君が息を思いっきり吸い込み―――


「やったあああ!!!」


叫ぶ。

すごく嬉しそう。その場でとびまわっている。


でもね、

「私・・・ううん何でもない」


私、進藤君のこと、心から好きになれないかもしれない。

カナタのことが・・・まだ忘れられないの。

失恋を引きずる私って、嫌な女だ。

「よろしくね。進藤くん」



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