―愛しのあの娘は―[短編]


「ありがと」

ギュッと目をつぶり、歯を食いしばる。

あぁ!分かっていたさ。分かっていたけど・・・。


「じゃあ付き合おっか」


え?

一瞬「二股」という単語が頭に浮かぶ。


「上原さん・・・彼氏いるんじゃ・・・?」


頭を上げて、尋ねる。



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