大好きな君にエールを*番外編





そして、寮に荷物を放り投げ、ボールとグローブを持って河原へ向かおうとした時、


「ご飯食べなー!」


寮母さんから声をかけられた。でけぇおにぎりを用意していてくれたみたいだ。


「ありがとうございます!」


永松とでけぇおにぎりを口に運んで、すぐさま河原へ向かった。


「久しぶりだなぁ!」


「そうだな」


軽くストレッチをする。懐かしいこの感じ。まるで練習前だ。


「永松ぅー!」


「何」


「軽くジョグしようぜ!」


「…………マジか」


そう言いながらも、体をならして準備をする永松。そして、2人で走り出した。


「永松、ペース速くね?」


「普通だ。お前の体力が落ちたんだろ」


「なっ!」


「ブヨブヨなると彼女に嫌われるぞ」


それは……ヤバい!筋トレしとかねーと!





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